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韓国の昔ばなし

こんにちは!チョア!コリア編集部のユリです✏

今回は韓国の昔ばなしについて学んでいきます。

韓国の大学の授業でめちゃめちゃ出てきて知らずに苦労した思い出があるので知っていて損はないと思います。笑

また、内容も簡単なものが多いので韓国の勉強がてら見てみてください~!

흥부와 놀부(フンブとノルブ)

「흥부와 놀부(フンブとノルブ)」は韓国で凄い有名な昔ばなしです。

ちなみに私が韓国の昔ばなしの中で一番初めに知ったのが「フンブとノルブ」でした!笑

登場人物

흥부(フンブ)...善良で純朴な人物で、朝鮮後期の貧しく疎外された庶民層を代表する人物。 道徳的価値を大切にし、善良な行いで周囲の人々に良い評価を受ける。

놀부(ノルブ)...不道徳で無人情で意地悪な人物。

흥부 부인(フンブの妻)...優しい心を持った人。 生活苦に苦しみ、子供たちがお腹を空ける姿を見て切なさに涙を流したりもするが、一方的に夫を恨んだり責め立てたりせず、むしろ慰める人物。

놀부 부인(ノルブの妻)...夫に劣らない意地悪であり、お金が最高だと思う人物。 金のない貧しい興夫を無視してむやみに接するなど、興夫の悲惨な状況をさらに浮き彫りにする役割を果たす。

제비(つばめ)...事件の原因を提供。

内容

(要約)

昔、欲張りな兄ノルブと優しい心を持った弟のフンブが住んでいました。兄弟の両親がなくなると欲張りな兄ノルブは弟フンブ家族を追い出します。

お金も家も独り占めしたノルブ夫婦ですが、フンブがお米を少し欲しいとお願いしてもフンブを叩いて追い返します。

そんなある日、フンブが足の折れたつばめを助けてあげました。無事に完治し飛べるようになったつばめはフンブにひょうたんの種をあげました。その種を庭に植えた後、成長した実をフンブ家族がノコギリで切りました。すると、中から沢山のお米と財宝が出てきたのです。

フンブ家族はつばめが持ってきてくれたひょうたんの種によって裕福に暮らすことが出来るようになりました。

その話を聞きつけたノルブ夫婦は、わざとつばめの足を折ります。その後完治したつばめがノルブ夫妻にもひょうたんの種をあげました。成長した実をわくわくしながらノルブ家族がノコギリで切り始めます。しかし、中から出てきたのは汚い水と怖い鬼、さらには泥棒も出てきて一日にして貧乏になってしまいました。

なにもかも失ったノルブ夫妻ですが、フンブ家族にお願いをして一緒に暮らすことになりました。

日本の「花坂じいさん」に似たようなお話ですよね。

「フンブとノルブ」は善良で誠実な心がどのようにやりがいをもたらし、貪欲と利己心がどのような破滅に導くかを示す「勧善懲悪」の教訓を与えています。

フンブがツバメの足を治療してくれたのは命を救った推奨される善良な行為であり、ノルブが豊かに暮らそうとする欲が過剰でなってはならないことをしたのは悪に該当します。

콩쥐 팥쥐(コンジとパッチ)

「콩쥐 팥쥐(コンジとパッチ)」も有名なお話です。

読んでいくと多分皆も知っているお話と似ていると思います。

登場人物

콩쥐(コンジ)...善良でかわいい女の子。幼い頃に実の母親を亡くし、継母(パッチの母)にいじめられながら生活する。

팥쥐의 어머님(パッチの母)...コンジには酷い扱いをしながら実の娘のパッチにだけ良いものを与えたり大切にする。

팥쥐(パッチ)...母親と一緒にコンジをいじめる。

원님(殿様)...コンジの夫となる人。

内容

(要約)

昔、優しくてかわいいコンジという女の子が住んでいました。実母を亡くした後、父が新しい女の人と結婚しました。継母にはパッチという連れ子がいました。継母はパッチにはとても可愛がりましたが、コンジには大変な仕事だけを与えました。

ある日、継母はパッチと一緒に村の宴に行き、コンジには「壺に水を注ぎ、稲をつき、羽織が終わってから来なさい」と伝えます。しかし、壺には穴が空いており水を満タンにすることが出来ません。その時、ヒキガエルが現れ穴をふさいでくれました。またスズメが稲の仕事を終わらせてくれました。空から天女が下りてきて綺麗な韓服とコッシン(靴)をコンジに渡し、宴に行っておいでと伝えました。

急いで向かったコンジはコッシンの片方1つを川に落としてしまいました。

その流れているコッシンを見た殿様は「コッシンの持ち主を妻にする」と言い放ち、持ち主の捜索が始まりました。

パッチを含めた様々な女性が試みますが誰もコッシンのサイズにあう人が見つかりません。その時に現れたコンジがコッシンを見事にピッタリと履き、殿様の妻となり幸せに暮らしました。

「シンデレラ」に似たお話ですよね。

「コンジとパッチ」は悪いことをしていても最後は必ず負けて善は勝利するという「勧善懲悪」の教訓を与えています。

개와 고양이 (犬と猫)

「개와 고양이 (犬と猫)」は韓国の大学の授業で知った物語です。

この昔ばなしも有名なお話です。

登場人物

할머니(おばあさん)...貧相に暮らしながら犬と猫を飼っている。

욕심쟁이 할머니(欲張りなおばあさん)...近所に住むおばあさん。玉を奪いに来る。

内容

(要約)

ある村に犬と猫を飼うおばあさんが住んでいました。

ある日、捕まえられたコイをみたおばあさんはコイを川に戻してあげました。その時こどもが出てきて助けてくれたお礼に玉をおばあさんにあげました。

その玉はとても不思議で、「家!」と言ったら家が建てられ、「お米!」と言ったらお米が出てきました。そうしておばあさんはお金持ちになります。

その噂を嗅ぎ付けた近所の欲張りなおばあさんが偽物の玉とすり替えてしまい、本物の玉を失ったおばあさんは以前のような貧乏な生活に戻ってしまいました。

そこで犬と猫は欲張りなおばあさんから本物の玉を取り返しに行きますが途中で川に玉を落としてしまいます。

川に落とした為玉を探すのを諦めて犬は家に帰って行きましたが、猫は川に残りました。猫はお腹が空き魚を食べるとなんと魚の中から玉が出てきたのです。

無事に玉をおばあさんに渡した猫はとても可愛がられ、ずっと家の中で飼われましたが犬はずっと外で飼われ、犬と猫はお互いに喧嘩し続けましたとさ。

おばあさんがコイを助けて、コイが恩返しとして玉をあげる部分を見ると「動物報恩譚(どうぶつほうおんたん)」で、日本の昔話で例えると「鶴の恩返し」や「浦島太郎」が挙げられます。

また韓国では「견묘지간(犬猫之間)」といって仲が良くないことを表すことわざがありますが、「犬と猫」というお話はその内容を示す昔ばなしでもあります。

まとめ

いかがでしょうか。

昔ばなしを見ると「꽃신(コッシン)」だったり韓国らしいものも出てきたりして面白いですよね。

他にも有名な昔ばなしは沢山あるのでYouTubeなので見てみてください!

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